以前に、元部下から「尊敬できる上司がいない」という言葉を聞いてから、
自身の今の環境を考えて怖くもなり、人の言葉に今までよりも耳を傾けるようになった。
今日も素晴らしい言葉に出会った。
“気遣いすれども、お構いせず”
京都の料亭、菊乃井三代目当主、村田さんの言葉。
料理に説明はしない。
村田さん曰く「説明すると言葉にひっぱられる。自分なりの楽しみ方ができなくなる」と。
手間暇かけられた料理は、おもてなしの心を表すもの。
でも、お客はそんな努力や苦労を気にしない。
語る必要はない。
食器や素材、技法など様々なものに最高を求めたその料理は、五感で体感するもの。
料理に対して語ることによる先入観は要らない。
そして、村田さんはもう一つ、
料理人にとって、料理はメッセージ。
料理屋はアミューズメントパークで、それぞれの料理がアトラクション。
であると。
自分の仕事をイメージする。
自分のメッセージは何か?
自分は何のアミューズメントパークをもち、何のアトラクションをもっているか・・・。
説明せずとも自分のクライアントに伝わるものは、きっと心を動かしている。
クライアントが提案を体感している・・・ということ。
どうやってクライアントに体感をさせるか・・・。
そして、アミューズメントパークとそのアトラクションをもう一度、
分解して組み立ててみよう。
組み立て間違いがあったかもしれない。
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