2012年3月11日日曜日

会う


髪を切った。
いつものように話しながら、プライベートなことや仕事のことを話す。
俺を担当している人は30を迎える今年には、どうしても恋愛をしたくて仕方ないらしく、
巷でいう婚活をしているらしい。
環境を変えようと年内で辞めることを考えていて、既に店長に話したということも聞いた。
どことなく寂しかった。



飲んでいると電話がなり、明らかに今から会おうという雰囲気が伝わってくる。
そして会うことにした。
もう既に23時を越えていてほろ酔いでちゃんと話が出来ない自分がいたので、
飲みに行きたいと言われたけれど映画を見に行くことにした。
そして家に帰って寝た。


自分で辛い思いをさせたことがずっと胸の奥にあるし、
もう辛い思いをしたくないと言って泣いている人が目の前にいた。


特に何かをしてやれるわけでもない。
何をしてあげることが一番いいのか、分かっているようで出来ない自分もいる。
ヒシヒシと想いが伝わってきて、最もな言葉をかけてあげればいいのに、
やはりそこに踏み切ることが出来ない自分もいる。


心の琴線に触れて楽しそうにしている姿が見えもするし、
でもそれを切ってしまい、辛い思いをさせてしまいそうな自分もいる。


いい歳になって、人ひとりすら大切に出来ない自分にやきもきする。



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