2012年3月8日木曜日

初めて見た姿


お世話になっている人がいる。
最近は、仕事場でもなかなか会えずなくなっている。
もうすぐ手術を控え、頻繁に通院することが多くなり始めた。


もう、初めて会ってから10年が経つ。
仕事でもプライベートでもお世話になった。
自分の社会人としての基礎はこの人にあると言っても過言ではない。
社長とはいえ、世間一般に言う何十億も稼ぐほどの“出来る”会社経営を行う人ではない。
それでも、昔からの付き合い長い方、それはお客さんであったり、もう引退されたかたが、
社長の体調や会社を心配し、何かあったらと手伝うよと連絡がある。
昔から付き合いが長いから・・というビジネスではなく、上席は上席で、現場は現場の人間で上手くやっていきましょう、それを継続しましょうという声を聞くことができる素晴らしい関係。
女性ではあるもののいつも気丈に振る舞い、情のある方。
時に厳しく、時に優しい。


そんな社長と久々に仕事場で会った。
ふと話をしていると、手術が怖いと言い始めた。
初めての手術ではないが、数十年ぶりに受ける手術、通院し始めて、昔との体力の違いを身体自身が感じ始めて発した言葉のようだった。


月末に手術する。
その後も暫くはリハビリ生活が続く。
2~3カ月を予定しているものの、きっと半年から一年くらいかかると見込んでいる。


「少し怖い」と垣間見えたその姿が、自分にとってショックだったのかもしれない。
ただ、「何かをしよう」と思う。
仕事なのか、元気づけることなのか、それは分からない。
ただただこの人から学んだ大切なことを、少しずつ恩返ししていきたい。
学び、お世話になる立場から、少しそういうフェーズに入ったのだと感じる。




あの人が元気になるために心強くなる企画を考えよう。



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