2012年3月12日月曜日

もっともっと意識を


行動観察というセミナーで、エスノグラフィという言葉を初めて知った。


リサーチ手法の一つで、元々は人類学で、異なる民族や人種、文化を持つ人々の行動様式を解析し、理解していくものらしい。
そこで必要なのが「行動観察」ということ。


例えば、「トイレに行った後に手を洗いますか?」とアンケートを行った際、9割以上の人が手を挙げるが、実際にトイレで手を洗う人は、特に男性ではその割合が極端に減る。
ある朝食の調査で母親に朝食について聞いたところ「子供がいるので、朝食はしっかりと、栄養のあるもので数品を食べさせるようにしている。例えば、パンとスクランブルエッグとサラダや果物と牛乳。」という答えがあった。しかし実際に観察してみると、生活では子供や自らの身支度などで時間がなく、パンと牛乳といったようなモノしか出ていなかったりする。
アンケートに回答する際に虚偽を行っているのでなく、“そうしたほうがいい”“そうであることが理想”というフレームが存在してしまう。


話の冒頭、「人間の9割は無意識に行っている為、言語化できない」という話があった。
意識というのは、自分がそうしている、そう考えているということを、もう一つ別の意識が顧みることで意識付けがなされる。


起きてから自分が生活している間に意識はある。但し、普段歩くことに意識をしていないし、信号が赤から青に変わって歩くことにも意識はない。日頃の殆どの行動で別の意識を持っていることはない。



潜在意識と顕在意識。
少し調べてみると、潜在意識と顕在意識が一致したときに、自分の創造があることが記されている。


仕事のうえで、「意識すること」を意識していた部分はあった。



仕事で多くのことに行き詰ることがある。
一日の行動をもっともっと「意識づけ」してみよう。

意識していなかった・・・と気付ける部分が一つでも二つでも見つけれるかもしれない。



ビジネスで応用され始めている行動観察やエスノグラフィということに出会い、
今思うのは自分自身の行動を客観的に見直してみよう・・・ということ。




それと、
セミナーに出て初めて、全く声をかける必要がなかったのにもかかわらず、声をかけ、名刺交換をした。特に今後のビジネスで何か繋がることはない可能性が高い。
それでも、また一人、新しい人と出会った。
顧客でなくとも、もしかすると共創して顧客を創るパートナー企業として繋がるかもしれない。
こういう継続が、いつかどこかで、誰かと繋がると信じている。
繋がる可能性は低いが、新しく、何かで繋がる可能性を創りはした。
それがどことなく嬉しくセミナーから帰った。
これも、“顧客を創造する”というスタートの一つに違いない。



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