2012年3月12日月曜日

特別な日


テレビを見なくとも、3月11日を迎えることは自分にも刻み込まれているし、その日を忘れることはない。

幸いにも、直接の身内や友人で大きな被害を受けたことはなかった。
それでもあの日を忘れることもない。
その後の情報を追いかけていた。
Youtubeにアップされた多くの動画を見た。


3月11日を区切りにして、その後の一年にあったことを思い出す。


昔、福島県の方から桃園についての話を聞く機会があった。
その方の桃に対する愛情が忘れられない。
福島県産の桃を全国で販売する立場の方ではあったけれども、最高の桃を届け、食べてほしいというその熱い情熱を感じ、食い入るように話しを聞き、桃園を想像していた。


地震があって暫くして、原発による農業への被害が大きく報道され始めた時、真っ先にその方を思い出した。



震災の日を思い出すことによって、そこから復興へ向けて歩み続ける人々を見ることによって、自分の悩んでいることがあまりにも小さなことだと思い知る。
自分が今抱えてる悩みなどは、あまりにも小さなことであるということを考え、自分自身がその日を迎えることによって鼓舞される、そんな特別な日でもある。



いつか、あの日聞きながら頭で思い描いていた、目の前に長く続く、沢山の実をつけた桃の木を見に行こう。あの方が愛情を込めて全国の方に食べてもらいたいと語っていた桃を食べに行こう。
きっと、そこに強く復興を感じ、とても美味しいものに違いない。


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